まずお伝えしたいのは、人間関係に疲れて心がとても辛いときは、一人で抱え込まずに病院や専門機関に相談することも大切だということです。私自身も、専門機関の力に助けられた経験があります。読んでくださっているあなたがもし今、心が重たくて動けないくらい辛い状態なら、どうか無理をしないでください。専門機関に相談することも立派な『一歩』です。この記事は、「少し動いてみたい」と思えるときに読んでいただけたら嬉しいです。
はじめまして、ももです!
早速ですが、
このように思ったことはありませんか?
紹介する習慣を身につけることで以下のメリットがあります。
これから紹介するものは、『7つの習慣』というベストセラーに書かれている習慣から抜粋したものです。著者のスティーブン・R・コヴィー博士は、過去200年の「成功に関する文献」を研究し、歴史から証明された「真の成功、永続的な幸福を得られる習慣」をこの本に綴っています。そのため確かな根拠がありますし、私の実体験も紹介していきます。
・人間関係のストレスが半分になる“ちょうどよい境界線を引ける”5つの習慣
この記事では、著書「7つの習慣」を参考文献として取り上げています。
・著書『7つの習慣』:全世界で4000万部以上、日本では240万部以上販売されているベストセラー。20世紀にもっとも影響を与えたビジネス書の1位に輝いたこともある。
・著者スティーブン・R・コヴィー博士(1932ー2012):タイム誌が選ぶ世界で最も影響力のあるアメリカ人25人の一人に選ばれ、教育者やコンサルタント等として活躍。自分の運命を自分で切り拓くためのアドバイスを発信。

(新人の頃)
新しい職場で、感情的な先輩がいて、その人に振り回されて疲れているの。
あと新しい人間関係にコンプレックスがあって、私の方から壁をつくっちゃって、本当はもっと打ち解けたいのに・・・

新しい人間関係は、皆悩むところだよね、

(新人の頃)
このまま職場に溶け込めなかったらどうしよう、、、

今の状況を変えたいけど、どうすればいいか分からず悩んでるんだね。
まず安心してほしいのだけれど、今も看護師を続けているし、新しい人間関係にもうまく対応できるようになったよ。ちょうどよい境界線を引いて、人間関係に悩むことなく仕事できているから安心してね。
これから紹介する習慣には、たしかな根拠があるし私自身の実体験もあるよ。それでは伝えていくね。
1.結論:引きこもりを脱出する3つの習慣
引きこもりを脱出する習慣は以下の3つです。
- 主体的である
- 終わりを思い描くことから始める
- 最優先事項を優先する
- まず理解に徹し、そして理解される
- Win‐Winである
これから紹介するものは応急処置のテクニックではありません。時間がかかる一歩一歩地道な習慣です。しかし、繰り返しの説明となってしまいますが、これから紹介するものは、『7つの習慣』というベストセラーに書かれている習慣から抜粋したものです。著者のスティーブン・R・コヴィー博士は、過去200年の「成功に関する文献」を研究し、歴史から証明された「真の成功、永続的な幸福を得られる習慣」をこの本に綴っています。
習慣を深く理解して実践していくと、不思議なくらい少しずつ自分が変わっていきました。『気づいたら前より人間関係に悩む時間が減っている』って成長できています。結果的に、それが人生を変える一歩になっているんですよね。
私の場合、習慣を見直したことで“生きづらい私”から抜け出せた実感があります。だから、この記事を読んでくれているあなたにとっても人生を変えるきっかけになると思うんです。ぜひ最後までご覧ください。
2.習慣を身につけることで得られるメリット
習慣を身につけることで得られるメリットは以下の3つです。
- 他人の気分に振り回されずらくなる
- 相手のためだけでなく、お互いに利益のある状態のために時間やエネルギーを使えるようになる
- お互いを尊重し健全な関係をつくることができる
3.習慣を身につける前の状況(新人時代)
幼少期から人見知りで、友達をつくるのは時間がかかりました。そのような内向的な性格&気にしいな性格は就職後も続きます。看護師として就職後、感情的な先輩の一挙一動に振り回される日々でした。自分が悪かっただろうか、どうすればうまくいくだろうか、と仕事中もプライベートでも先輩の顔が思い浮かびました。同時に、内向的な性格から職場の人達に壁をつくってしまい、思うように溶け込めない日々も過ごしました。徐々に職場に慣れ、表面上は上手く取り繕えるようになりましたが、定期的に風邪などで体調を崩すと一緒にメンタルも崩れました。そのようなときに普段の鬱憤を晴らすように、きつい言葉を先輩に言ってしまいました。このようなトラブル発生時に社労士の先生に介入してもらう事態になったこともあります。家でも職場でも涙が止まらなかったり、(しにたい)と衝動的に思ったこともあります。そのときは親に電話して落ち着きました。
信頼できる家族からも、気にしすぎ、被害妄想と指摘されたこともあります。

いろいろあったけど、習慣を身に着けた今は、ちょうどよい境界線を引いて、人間関係に悩むこと無く日々を送ることができているよ。
自分にコントロールできることに集中することで、余計なことを考える時間も減ったよ。

(不登校の頃)
今が幸せだと聞くと安心する。どうやって乗り越えたの?

状況を打破したい時は、まずは今の問題を明確にしてみよう。
一緒に見ていこう!
4.問題の明確化
問題として以下2つがあげられます。
- 自分の人生の主導権を手放していたこと
- 自分の人生の最期を本気で考えたことがなかったこと
- 結果につながる時間管理の方法を知らなかったこと
- 相手のことを理解しようとしていなかったこと
- お互いに納得できる関係性を築いていなかったこと
問題がどのように影響するかというと、
たとえば、自分の人生の主導権を手放した状態では、周りに振り回されるばかりの人生で疲れ切ってしまいますよね?
自分の人生の最期を本気で考えていなかった頃は、時間が永遠のように思えて、自分にコントロールできないことばかり悩む日々でした。
結果につながる時間管理の方法を知らない頃は、がむしゃらに努力しても人間関係構築がうまくいった時間が無く、諦めや挫折の繰り返しでした。結果努力することに疲れ切って、人間関係がうまくいかなくても諦めて悩む日々をすごsました。
相手のことを理解しようとしていなかった頃は、自分中心の考えとなっており、常に被害者意識がありました。このように被害者意識が根付くと、さらに相手に苦手意識を持ってしまい関係はこじれる一方でした。
これまでの人間関係の苦手意識から、人間関係はうまくいかずに当たり前、という意識ができてしまっていました。つまり、自分が我慢するか、相手が我慢するか、という考えに凝り固まっていました。このような考えでは、良好な人間関係が築けないのは当たり前ですね。

上の5つの問題を解決して
習慣を紹介していくね。
再度伝えるけど、下の5つの習慣を身に着けることで解決するよ
- 主体的である
- 終わりを思い描くことから始める
- 最優先事項を優先する
- まず理解に徹し、そして理解される
- Win‐Winである

一つずつ見ていこう!
5.主体的である
5-1.7つの習慣の考え方

解決策①は『自分の反応は自分で選ぶ』
まずは根拠となる一説を、著書『7つの習慣』から紹介するね。
何が起ころうとも、それが自分に与える影響を自分の中で選択することができたのだ。自分の身に起こること、すなわちそれを受ける刺激と、それに対する反応との間には、反応を選択する自由もしくは能力があった。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (出版社:キングベアー出版 発行年2020年初版出版) 第1の習慣 主体的である より

(新人の頃)
なんとなく感覚は分かるけど、いまいちピンとこないなあ。

そうだね、ひとまず続きを見てみよう。
選択の自由の中にこそ、人間だけが授かり、人間を人間たらしめる四つの能力(自覚・想像・良心・意思)がある。自覚は、自分自身を客観的に見つめる能力だ。想像は、現実を超えた状況を頭の中に生み出す能力である。良心は、心の奥底で善悪を区別し、自分の行動を導く原則を意識し、自分の考えと行動がその原則と一致してるかどうかを判断する能力である。そして意思は、他のさまざまな影響に縛られずに、自覚に基づいて行動する能力である。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (出版社:キングベアー出版 発行年2020年初版出版) 第1の習慣 主体的である より

(新人の頃)
うーん、なんとなく感覚は分かるけど難しい…。

私も最初はピンとこなかった。でも大丈夫、具体例があれば理解しやすいはず。私の実体験を伝えるね。
5−2.「主体的である」ための4ステップ
①自分を囲むように、誰にも侵されない空間があることをイメージする。

自分と刺激との間にスペースがイメージできていれば、どんなイメージでもOK!私は、自分を囲むように半径1メートルのボールの形をした宇宙空間を想像しているよ。


刺激=相手の言葉や行動(たとえば傷つくような一言)と自分の間にスペースがあることによって、一呼吸おいて自分の反応を選ぶ余白ができるんだ。
そうすることによって、反応(スルーする、経験として前向きに受け取るなど)を選ぶことができるよ。
②反応的になってしまいそうなときは、「今私は反応的になっている。」と心のなかで呟く。
『反応的になっている』とは、周りの環境に左右されている状態のことです。たとえば、
- 【人にちやほやされる】→【気分がいい】
- 【人にちやほやされない】→【殻をつくって身構える】
反応的な人の精神状態は、相手のでかた次第でころころ変わってしまいます。

イライラしたり傷ついてしまいそうなときは心のなかで、
「今私は反応的になっている。」と呟く。自分を客観的に見ることができて落ち着くの。

(新人の頃)
つまり、さっき説明した四つの能力のなかの「自覚」?

その通り!周りに人が居なければ声に出して言ってみると、さらに落ち着くよ。
③相手から受けた刺激を『今後どのように活かせば皆にとって幸せになれるか』想像する。

次に、相手から受けた刺激を今後どのように活かせば皆にとって幸せになれるか想像するの。ここで、さっき7つの習慣の考え方で紹介した「想像」と「良心」を使うよ。
具体的には、「この経験を活かして私と同じように辛いと感じる人の力になる。(←良心)ブログを通して伝える。(←想像)」こんな感じかな。
相手にイライラしたり傷つくことがあっても、

むしろこの体験が誰かの力になる!
と思うとメンタルが安定するよ。

「良心」ついて、大事なところだから詳しく説明するね。
「良心」は著書の中でこのように説明されているよ。
良心は、心の奥底で善悪を区別し、自分の行動を導く原則を意識し、自分の考えと行動がその原則と一致してるかどうかを判断する能力である。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (出版社:キングベアー出版 発行年2020年初版出版) 第1の習慣 主体的である より

(新人の頃)
「原則」って言葉がよく出てくるね。

いい着眼点!!「原則」を理解できると本当に人生が生きやすくなるよ!!!
私はまさに「原則中心」の生き方を実践したことで、人生の成功&幸福を実感しているよ。
原則とは、人間の行動を良い方向へ導く指針。たとえば、旅行で目的地に到着するためには、①現在地 ②正しい地図 ③羅針盤が不可欠ですよね?では人生における目的地(夢や目標)に到着するための“羅針盤”となってくれるのが『原則』です。『原則』という羅針盤を持つことによって、現在地&正しい地図を手に入れることができます。結果、目的地(夢や目標)に到着できます。このような過程を経た結果、人生における『真の成功、永続的な幸福』を手に入れられると著者は語っています。私自身も実体験をもって同意します。

この記事で【原則】について詳しく紹介しているから、よければ参照してね。
【もう人間関係に悩まない】歴史から証明された、人生が成功し幸せになれる習慣とは?

ひとまずどうすればいいか悩んでいる人は、↓2つをゴールにしてみよう!
- 困っている誰かの力になる
- 自分の成長につなげる
ゴールにいくまでの方法は、個性の数だけ、才能の数だけあると思う。自分の能力を活かして、自分だけの『相手から受けた刺激を皆にとって幸せことに活かす未来』想像をしてみよう。
④続ける

ここで四つの能力の中の最期の「意思」が大事になるね。一度決めたことはやり抜く意思。

(新人の頃)
続けられるかな?

上で紹介した習慣は、やってすぐに効果を感じやすいと思うんだ。自分と相手の間にスペースをイメージするだけでも、感じ方が変わると思うし、反応を自分で選べることで、とても楽になるよ。
効果を感じるからこそ習慣化しやすいと思う。
最初は難しくても、何度か行うとコツを掴んで楽にできるようになっていくよ。

ここまで紹介した
- 自分を囲むように、誰にも侵されない空間があることをイメージする。
- 反応的になってしまいそうなときは、「今私は反応的になっている。」と心のなかで呟く。
- 相手からの影響を、『今後どのように活かせば皆にとって幸せになれるか』良心に尋ねながら想像する。
- 続ける
私はこの4つを実践することで、いつでも『自分の反応は自分で選ぶ』ことができているよ。

たとえば最初に話していた、人間関係がうまくいかなかった時期を振り返ってみて、今はどう思う?

(新人の頃)
人間関係やメンタルに悩んでいる人は私以外にもいると思うし、そんな誰かの力になれると思うと、むしろ悩んだ経験があって良かったと思えるよ。

自分の反応を自分で選べるようになったね☺️
自分の反応は自分で選べるようになってから、メンタルが安定する時間が格段に増えるよ。
自己中心ではなく、他人の依存するでもなく、他者への「『貢献』や自分の『成長』という原則中心にしているから、メンタルが安定していてトラブルを上手く乗り越えられるんだ。
6.終わりを思い描くことから始める
6-1.7つの習慣の考え方

解決策②は『終わりを思い描くことから始める』だよ。
まずは根拠となる一説を、著書『7つの習慣』から紹介するね。
人生が終わるときをありありと思い描き、意識することによって、あなたにとってもっとも重要な基準に反しない行動をとり、あなたの人生のビジョンを有意義なかたちで実現できるようになる。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (出版社:キングベアー出版 発行年2020年初版出版) 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める より
6-2.「終わりを思い描くことから始める」ための3ステップ
①自分のお葬式を想像する

具体的には
- 大切な人たちから自分の人生をどのように語って欲しいか?
- どういう貢献や功績を覚えていてほしいのか?
- 大切な人達にどう影響を及ぼしたいのか
を想像していくよ。
私が考えた、大切な人達から語って欲しい内容を一部紹介するね。

いきなり、自分のお葬式と言われても難しいかもしれない。
私も最初はピンとこなかった。でも、誰しも人生でやってみたいこと、達成したいことはあるはず。そのまま素直に紙やスマホのメモに書いてみよう。
考えは日々変わると思うから、その都度修正していけばOK!
②ミッションステートメントを書く

ミッションステートメントとは、自分自身の憲法だよ。想像するお葬式のイメージに近づけるように、『自分はこういう考えを持つ。』『自分はこういう行動をする。』と自分だけの憲法をつくるの。

ミッションステートメントを書くにあたって、重要なものが【原則】
自分の夢や目標を【原則】に調和させることが不可欠。
大事なことだから【原則】についてもう一度説明するね。
原則とは、人間の行動を良い方向へ導く指針。たとえば、旅行で目的地に到着するためには、①現在地 ②正しい地図 ③羅針盤が不可欠ですよね?では人生における目的地(夢や目標)に到着するための“羅針盤”となってくれるのが『原則』です。『原則』という羅針盤を持つことによって、現在地&正しい地図を手に入れることができます。結果、目的地(夢や目標)に到着できます。このような過程を経た結果、人生における『真の成功、永続的な幸福』を手に入れられると著者は語っています。私自身も実体験をもって同意します。

内容がボリューミーになってしまうので、ミッションステートメントの作成手順の詳細は今回は割愛します!以下の記事で詳しく紹介しているので参照してくださいね。
【もう人間関係に悩まない】歴史から証明された、人生が成功し幸せになれる習慣とは?
お葬式で想像した結果になるために考えた、私のミッションステートメントの一部を紹介します。
人間関係においては誠実さ、自分の成長に関しては可能性、活動においては尊厳と貢献という原則を軸に持つ。
刺激→反応の間に、自覚、良心(原則)、想像、意思を持って、主体的に選択することによって自由であり続ける。
周りをよく見て、一緒に働く人のパラダイムを理解する。仕事上、又仕事に関わるプライベートの問題点や目標をキャッチする。主体的に考え動いてもらう援助を通して本人の幸せにつながる問題の解決や目標達成の1ピースとなる。結果、人生にとって重要な人間関係が良好な働きやすい環境を維持する。

一度作って終わりではなく定期的に見直すことも大事。
私は週に一度、内容や言葉のニュアンスを見直すようにしていて、自分の信念がより明確&統一されたものになっているよ。定期的に見直すことで、初心も忘れないしモチベーションも維持できる。
③ミッションステートメントに沿って行動する

顧客の尊厳を大切にする仕事をすること、こうしてその人に、しいては社会に貢献するという考えを持つことで、前より仕事にやりがいを持つことができているよ。
また、一緒に働く人の中心(大切にしているもの)を理解できるようになってきたよ。相手の中心を理解できることで、問題や目標を共有することができ、一緒に取り組むことによって、前より良い人間関係を築けるようになっているよ。
自分中心ではなく、周りの大切な人の幸せも考えたうえで選択したからこそ、自分の選択に後悔なく迷いなく行動できるよ。

(新人頃)
こうやって、行動の一歩を踏み出していけばいいんだね。

まだ完璧じゃないから、実践しながら成長中かな。
最初はうまくできないこともあったけど、歴史から証明された人生がうまくいく習慣だから、続ければ成果が出る!と安心して習慣を続けられるんだ◎
7.最優先事項を優先する
7-1.7つの習慣の考え方

最後の解決策③は『最優先事項を優先する』だよ。
まずは根拠となる一説を、著書『7つの習慣』から紹介するね。
第3の習慣を身につけるためには、第1と第2の土台が不可欠である。自分の主体性を意識し、それを育てていかなければ、原則中心の生き方はできない。自分のパラダイムを自覚し、それをどのように変えれば原則に合わせられるか理解して初めて、原則中心の人生を生きられる。あなた独特の貢献をありありと思い描きながらフォーカスすることができなければ、原則中心の人間に離れない。しかし、これらの土台を築けたなら、自分自身を効率的にマネジメントする第3の習慣を実践することによって、あなたは毎日、原則中心の生き方ができるようになる。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (出版社:キングベアー出版 発行年2020年初版出版) 第3の習慣 最優先事項を優先する より
ここで一度整理します。
第1の習慣(解決策①)=主体的である 👉️自分の人生を自分で選択できると気づく
第2の習慣(解決策②)=終わりを思い描くことから始める 👉️ゴール(自分の大切にしたい価値や目標)を明確にする
第3の習慣(解決策③)=最優先事項を優先する 👉️主体性+ゴールをもとに、毎日の行動を整理して実行する
たとえると、
第1の習慣(解決策①)=「舵を自分で握る」
第2の習慣(解決策②)=「目的地を決める」
第3の習慣(解決策③)=「毎日の航路を計画して進む」
この3つがそろって初めて、船は効率よく目的地にたどり着けます。
つまり、第1、第2が土台→第3が方法→成果につながります。
これまで紹介した解決策①と②、またこれから紹介する解決策③を実践することで、成果につながるため、引き続き安心して最後までご覧ください。
また、ここでいう成果とは、
人間関係を維持し強くしながら、ミッションステートメントに沿って日々行動し、個人として成功することはもちろん、他者とも成功すること、社会貢献において結果を出すことです。
私は優先順位と聞くと、
メモやチェックリストで多くも物事を確認し、忘れずにいる
予定表やカレンダーで将来のイベントを立てる
長期・中期・短期と目標を決め効率重視の隙のないスケジュールを組む
このような『効率よく無駄無く時間を過ごすこと』と思いがちでしたが、そうではありませんでした。7つの習慣の『最優先事項を優先する』は全く新しい考え方でした。
むしろ、『時間管理』という言葉自体が間違っているという考え方です。問題は時間を管理することではなく、自分自身を管理することだからです。たとえば、あなたがこれまで満足を感じた理由は、時間をうまく使えたからではなく、自分が期待したことを期待通りに達成できたときですよね?
人間関係を維持し強くしながら、ミッションステートメントに沿って日々行動し、個人として成功することはもちろん、他者とも成功し、社会貢献においても結果を出せるまでのステップを紹介してきます。
7-2.「最優先事項を優先する」ための3ステップ
① 時間管理における4つの領域を理解する
私たちの時間の過ごし方はこの4つに分類されます。
①緊急×重要 ②緊急でない×重要 ③緊急×重要でない ④緊急でない×重要でない
たとえば、
①緊急×重要 👉️危機への対応、差し迫った問題など
②緊急でない×重要 👉️人間関係づくり、新しい機会を見つける、心身をリラックスさせる解決策②で作成したミッションステートメントの内容は、ここに該当します。
③緊急×重要でない 👉️飛び込みの用事、無意味な接待や付き合い、多くの電話・メール等
④緊急でない×重要でない 👉️快楽だけを追求する遊び、暇つぶし、取るに足らない雑用
②緊急でない×重要の割合を増やすことで、成果につながる生き方ができるようになります。
逆に、
①の割合が多い人は、ストレスが溜まったり、燃え尽きてしまうことに。
③の割合が多い人は、周りに振り回され被害者意識を強くすることがある、八方美人に見られる、人間関係が浅くなり壊れることがある、目標や計画を無意味に感じることに。
④の割合が多い人生は一時的に楽で楽しいかもしれませんが、その先に成功&幸福がないことは想像できると思います。
つまり、他人に振り回されないあなたにやってほしいことは、②緊急でない×重要 (人間関係づくり、新しい機会を見つける、心身をリラックスさせるなど)割合を増やすことです。
② 今まで取り組んでこなかった②の領域の活動を一つ実践してみる
相手の中心(人生において大切にしているもの)を理解しようと決めました。
これまで、人の気持ちを考えることが苦手でした。想像ができなかったんです。しかし、人が一般的にもっている中心を知ったことによって、相手の中心(大切にしているもの)を理解し始めました。理解することによって、対人トラブルが減っただけでなく、以前より良好な人間関係を築くことができています。
中心について詳しくは以下の記事を参照ください。自分の中心を知ることで自己理解ができるし、相手の中心を知ることで他者理解ができて有意義な人間関係の構築の1ステップになりますよ。
また、他者理解によって、良好な人間関係を築くことができた実体験については、以下の記事で紹介しているため、よければ参照ください。
③普段どの領域にどのくらい時間を使っているか推測し、実際の時間の使い方記録する。
休みの日に、自分がどの領域にどのくらい時間を使っているのか推測しまし
①緊急×重要 👉️10%
②緊急でない×重要 👉️40%
③緊急×重要でない 👉️0%
④緊急でない×重要でない 👉️50%
と推測しました。
休みの3日間をつかって、15分単位で記録してみました。結果、
①緊急×重要 👉️9%
②緊急でない×重要 👉️39%
③緊急×重要でない 👉️0%
④緊急でない×重要でない 👉️52%
ほとんど推測どおりの結果になりました。食事や睡眠は①に入れました。
④ 時間の使い方に満足したか?何を変えればよいか振り返る
睡眠時間を除いた16時間のうち、④緊急でない×重要でない (相手態度を思い出してモヤモヤ悩む時間やスマホでSNSや動画を見ている時間)が占める割合は5割以上、つまり、1日8時間以上、緊急でも重要でもないことに時間を使っていました。このままではこの先、休みの日だけで57600時間(2400日=約7年弱)も幸せを感じない時間を過ごしてしまうことになります。平日を合わせると15年とくだらないかもしれません。
結果👉️ ④緊急でない×重要でないの割合を減らし、②緊急でない×重要の割合を増やしたいと思いました
直帰すると家でも仕事のことで悩む時間が多かったため、図書館やカフェによってから家に帰るようにしました。また、休みの日はひとまず朝起きたら近くのカフェへやファミレス行くことにしました。ここで④の割合は減らすことができました。
また、図書館やカフェやファミレスではブログを書いています。過去の経験を活かして私と同じように辛いと感じる人の力になる。ブログを通して伝える。この時間は②緊急でない×重要にあたるため、②の割合を増やすことができました。
結果👉️ 外出することによって、④の割合を減らすと同時に②の割合を増やすことができました。
⑤ 来週の自分の役割と目標を書き、1週間の計画を立てる
自分の役割と目標を書きます。
目標は、各役割につき3個以内にします。(計画に余裕をもたせるため)。ミッションステートメントに沿った目標を立てていきます。
↓私が実際に使っている、役割と目標にメモです。

次に↑で立てた目標を、スケジュール帳やスマホのカレンダーに入れ込み&実行していきます。私はスマホのカレンダーを使っています。
紙でもデジタルでもどちらでも良いですが、一週間単位で計画を立てるため、週単位表示ができるものが望ましいです。
ここで大事なのは、あくまで原則中心に動くことです。たとえば、簿記の勉強の時間に、母から健康の相談の電話があったとすれば、母からの電話を優先します。計画通りに進めることにこだわるのではなく、原則を中心に置いて、その時々の最優先事項に取り組む柔軟さを持っていきましょう。
⑥ 一週間計画を実行してみて、自分の価値観と目的を日常生活に反映できていたか振り返る
↑の目標通りに実行することができました。ミッションステートメントに照らし合わせた目標だったため、自分の価値観と目的を日常生活に反映できました。もし価値観と目的が日常生活に反映できなかった場合は、なぜできなかったのか随時振り返っていきましょう。
このように続けていくことで、自分にコントロールできることのみに集中し、他人に振り回される時間は減ります。自分の役割を明確にしたうえで、緊急でない×重要なことに積極的に取り組んでいるため、様々なコミュニティの人間関係を維持し強くしながら、個人として成功することはもちろん、他者とも成功し、社会貢献においても結果を出せて効果的な時間を過ごすことができます。
8.まず相手を理解することから始める
8-1.7つの習慣の考え方

次に解決策③は『相手を理解することから始める』
まずは根拠となる一説を、著書『7つの習慣』から紹介するね。
お互いに本当に深く理解し合えたとき、創造的な解決策、第3の案に通じる扉が開かれる。私たちの相違点が、コミュニケーションや進歩を妨げることはなくなる。それどころか、違いが踏み台になって、シナジー(※1)を創り出すことができるのである。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (出版社:キングベアー出版 発行年2020年初版出版) 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される より
※1シナジーとは、複数の人や要素が協力することで、個別に活動するよりも大きなプラスの効果を生み出す“相乗効果”のこと。「1+1=2以上」の効果。
8-2.「まず相手を理解すること始める」ための3ステップ
①言葉や行動から、相手が人生において何を大切にしているか想像する。

人は誰でも自分の中心をもっていると言われているよ。例えば、『家族』『仕事』『お金』『娯楽』など。7つの習慣では11の中心が紹介されているよ。
自分の中心を知ることで自己理解ができるし、相手の中心を知ることで他者理解ができて有意義な人間関係の構築の1ステップになるよ。詳しくは、以下の記事を参照ください。

私は『仕事』『お金』『家族』が先輩の中心の一つだと想像したよ。
自分のプライベートの時間を削っても仕事に質の良さを求めているよね。働く理由としてこれから教育費等の安定した収入が必要だと話していたから。

(新人の頃)
なるほど。先輩への解像度が上がってきたかも。
②相手と話す機会があれば、本気で理解するつもりで話を聴く。

よくよく話を聞くと、ほんとうは生活バランスを取りたくって、ゆるく働くために現事業所を選んだけど、人手不足で役職を任された。自分のプライベートを削ってでも丁寧に仕事をしていたのは、全体の安全を管理する立場だったから。
これまでジャンルの違う事業所で働いてきたから、温度感がわからず右も左も分からない状態で仕事をしていたことが分かった。
お金ももちろん大事だけど、家族のために希望休を取りやすい環境、日々の業務負担が少ない環境を目指している。
プライベートを大事にしたいという点では目指すところは、私と似ていたんだ。

(新人の頃)
慣れない仕事+役職を引き受けた結果『仕事』の比重が大きくなっていたんだね。
その背景では『家族』を大切にしている。
③ 『①②で自己解釈した、相手が大切にしているものや抱えている問題』が合っているか直接フィードバックする。

先輩がこの事業所を選んだ理由や、今この事業所で起こっている問題について、先輩はどう思われますか?ってフィードバックした。
↓は先輩と私のやり取りだよ。

先輩がこの事業所選んだ理由はプライベート、自分や家族との時間を大切にしたい気持ちが大きいですか?

そうだね。もっと休みを取りたいし。ゆるく働ける想像をしていたんだけとね。早く負担も責任も軽くなりたいわ。

私も、ゆるくプライベートを大事にするためにここを選んだんですけど、今は負担が大きいですよね。
たとえば
- パートや派遣に任せられるはずの業務が常勤に集まっている
- マニュアルが古く機能していない

わかる!!特にこのマニュアルなんていつ更新されてるのって感じ。一個一個地道にやっていくしかないね。

(新人の頃)
フィードバックすることによって、相手への理解が間違っていなかったことを確かめられるし、
『自分のことを理解してくれている』という信頼感にも繋がっている?

そのとおり!!自分のことを深く理解してくれる人に対して、好感を持った経験は誰しもあるはず。
お互いに好感を持ったことによって、コミュニケーションがとても楽になったよ。
9.Win‐Winである
9-1.7つの習慣の考え方

最後に解決策④は『Win‐Winである』お互いに利益がある状態のことだよ。
まずは根拠となる一説を、著書『7つの習慣』から紹介するね。
先々のことを考えれば、どちらも勝者にならなければ、結局どちらも負けなのである。だから、相互依存の現実社会の中で採れる案はWin‐Winだけなのである。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 著者:スティーブン・R・コヴィー (出版社:キングベアー出版 発行年2020年初版出版) 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される より
9-2.「お互いに利益がある状態となる」ための3ステップ
① 相手にとって有益な結果をリストアップする

1つ前に行った「まず相手を理解すること始める」結果分かった、先輩にとって有益な結果として
- もっと休みを取りたい
- ゆるく働ける環境
- 責任や業務負担の軽減
こういうことがあげられるね。
② 自分にとって有益な結果をリストアップする

私にとって有益な結果として
- 責任や業務負担の軽減
- 残業時間を減らして、定時で上がれる環境
こういう結果をリストアップしたよ。
③ お互いのためとなる解決策を決定し実行する

お互いのためとなる解決策として以下2点を決定したよ。
- 常勤以外でも行える業務は割り振る
- マニュアルを見直し、誰でもすぐに使える状態にする

(新人の頃)
問題は解決できた?

うん、雑務を他の人に割り振ることができたから、自分たちは自分たちにしかできない業務に集中して、残業時間を減らせたよ。
マニュアルを見直せたことで、業務の統一感が出て、その業務を行う一人一人の余分な責任の重圧は減らせたと思う。
協力体制ができたからこそ、日々心にゆとりを持って仕事に取り組むことができたよ。心にゆとりがあるからお互いの希望休も快く受け入れられたしプライベートの充実にも繋がったと思う。
③ 相手の人に、お互いのためとなる解決策がみつかるまで話し合うつもりがあるか、聞いてみる

今回の例では、お互いのためとなる解決策が見つかった。けれど時には、どちらか一方が我慢したり納得できないこともあると思う。
そんな時は、その場では解決策を決定しない。なぜなら我慢した側は続けられないし、続けられない結果、その解決策は意味がなくなるから。結局どちらも負けという状態だね。
だから、お互いのためとなる解決策が見つかるまで話し合える相手かどうか大事なところだね。
10.結果、変化
10-1.他人の気分に振り回されずらくなる
自分の反応は自分で選べることによって、人生の主導権を握ることができます。終わりを思い描くことによって、自分に合った成功&幸福をイメージすることができます。最優先事項を優先することによって、成果につながる行動を取ることができます。自分にコントロールできることだけに集中して取り組み、成果を出すことによって、他人の気分に振り回されることは減りました。
10-2.相手のためだけでなく、お互いに利益のある状態のために時間やエネルギーを使えるようになる
まず相手を理解し、Win‐Winの状態をゴールとすることによって、お互いに利益のある状態のために、時間やエネルギーを使えるようになりました。過剰な自己犠牲によって消耗することはありません。
10-3.お互いを尊重し健全な関係をつくることができる
5つの習慣を実践してすぐに、ちょうどよい境界線を引けていることを実感しました。悩みが完璧に消えることはありませんが、その都度お互いに納得できる解決ができているため、健全な関係をつくることができています。
11.まとめ
引きこもりを脱出する3つの習慣つを紹介しました。
- 主体的である
- 終わりを思い描くことから始める
- 最優先事項を優先する
- まず理解に徹し、そして理解される
- Win‐Winである
続けることで⇓
- 他人の気分に振り回されずらくなる
- 相手のためだけでなく、お互いに利益のある状態のために時間やエネルギーを使えるようになる
- お互いを尊重し健全な関係をつくることができる
引きこもる時間を減らしたい、もっと時間を有意義に使いたい方はぜひ実践し効果を感じてもらえると嬉しいです。
全体像を理解してもらいたいためボリュームある内容となりましたが、自分にできそうなところからで大丈夫です。実践すれば効果を実感できるものばかりなので、ぜひ一歩踏み出してみてください☺️
12.さいごに
12‐1.このブログを読んでくださっているあなたへ
ここまで読んでくださってありがとうございます。私が伝えたいのは、「無理をしないでほしい」ということです。もし今とても辛い気持ちでいるなら、どうか一人で抱え込まないでください。病院や専門機関に相談することも、大切な一歩です。あなたの人生はあなたのペースで大丈夫です。
もしこの記事があなたが少しでも前に進むヒントになれば嬉しいです💡
これからも少しでも皆さんの悩み解決の1ピースとなれるようにブログを書いていきたいと思います。このブログが、人間関係の悩みを解決できる場であること、また皆の憩いの場となれるよう努力していきますのでよろしくお願いします。
12-2.これまで関わってきた方々へ
これまで、たくさん心配をかけたり迷惑をかけてしまったこともあったと思います。そんな私と関係を続けてくれて本当に感謝しています。これからは、過去の経験を活かして、新しい価値を提供できる人になりたいと思ってます。お互いに有意義な人生になるよう、一緒に歩んでいけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
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